みなさん、こんにちは!
今回も「自動畦畔草刈機」の開発について、試験の様子をご紹介します。
前回の記事では、田んぼのあぜ道で自動草刈りデビューを果たしたものの、斜面でのターン中に滑ってしまい失敗となりました。
その後、自動草刈りの走行方法と制御パラメータを変更して、リベンジ草刈りを行いました。
斜面でのターン(方向転換)は動作が不安定になりやすいので、前進のあとはターンせずにそのままバック(後進)しながら草刈りを行いました。
その結果、斜面の自動草刈りに無事成功しました!
今回の試験を通して、斜面ではこのような前進・後進を繰り返す「スイッチバック走行」の自動草刈りが適しているということがわかりました。
制御パラメータについても、草刈走行速度などの様々なパラメータを試験しながら調整することで、自動草刈りの安定性を向上できました。
それにしても、自動草刈り試験をしながら感じたのは、田んぼの斜面を歩くことの大変さです。
試験中はマシントラブルが発生してもすぐに対応できるように、マシンのそばを歩いてついていくのですが、斜面は非常に歩きにくくて疲れます…
農家さんにお話を伺うと、シーズン中の草刈りは定期的に行う必要があり、田んぼをたくさん持っている場合は一日中の草刈りを何日間も行うとのこと。
こんなに歩きにくくて疲れる場所を、ひたすら草刈りすることを想像すると、農家さんを尊敬せずにいられません。
自動畦畔草刈機で農家さんの労力を少しでも減らして、草刈りに費やしていた時間をより生産性の高い時間に変えることができればうれしいですね。
斜面の自動草刈りに成功したので、次回はいよいよ、幅の狭いあぜ道での自動草刈り試験についてご紹介します!
ここまでお読み頂きありがとうございました。
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