みなさん、こんにちは!
「雪中野菜の環境センシング」シリーズ、久しぶりの更新です。
昨年度(2019年度)は、こちらの記事のように、雪の積もったキャベツ畑にセンサーを設置させて頂き、気温・湿度・土壌温度・土壌pHなどをセンシングしました。
この取り組みを通して、
センシング → データをクラウドへアップロード → Webで確認
ということができるようになりました。
そこで今年度(2020年度)はこの経験を活用し、「簡易雪室」の保冷・保湿性能を確認するための環境センシングを行うことになりました。
簡易雪室は、建設工事や大掛かりな設備が不要な雪室です。
野菜の入ったコンテナボックスに透湿防水シートやコンパネを載せ、それらを丸ごと雪に埋めることで、保冷・保湿機能を発揮させます。
簡易雪室の中は、気温0℃前後・湿度100%近くに保たれるはずので、雪国において野菜を低コストに保管できるうえ、「低温糖化」という現象により甘みが増してよりおいしくなります。
特別豪雪地帯である長野県信濃町では、この簡易雪室の利用推進を検討しています。
今回は、この簡易雪室の保冷・保湿性能を確かめることを目的に、雪室の中と外、2ヶ所の気温・湿度をセンシングします。
1. 簡易雪室の中の気温・湿度のセンシング
2. 屋外(軒下)の気温・湿度のセンシング
どんなデータが計測できるか、楽しみですね。
次回は、センシングしたデータから分かった、雪室の保冷・保湿性能についてご紹介します!
ここまでお読み頂きありがとうございました。
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